海外ドラマの使える英語フレーズ12選:Sam & Cat (サム&キャット) Ep. 4(初級者向け)
海外ドラマを使った英語学習で、絶対のおすすめは英語フレーズの丸覚え。発音からリズムまでおぼえてしまうことで、確実に英語会話力がアップします!なんども繰り返し声をだしてリピートして、フレーズを自分のものにしてしまいましょう~
今回のタイトルは#The Brit Brats。イギリスから来た悪ガキたち、という意味です。Catがベビーシッターを引き受けた二人のイギリス人の姉妹、GwenとRubyが登場してCatたちを翻弄します。この二人、ちっちゃいのに憎たらしい演技がすごく上手で、めちゃくちゃ面白い!二人の英語はイギリスのアクセントなので、北米の英語に慣れているとちょっと聞き取りにくいですが、あなたはどうですか?ところどころ、lovelyとか peculiarなど、わざとステレオタイプ的にイギリスっぽい言葉遣いをいれています。
北米(欧米?)のコメディでは、コメディであるが故、「差別的な」発言をしても許されるのが面白いんです。普通にいったらpolitically incorrect な発言でも、コメディでは「皮肉」「風刺」として逆説的に成立してしまうといういうわけです(たとえばSimpsonsなんかもそういう面白さですよね)。このあたり、現代の日本のお笑いとはちょっと違いますよね。
注目の英語フレーズ -厳選12!
Sam: I got to prove that I did four hours community service this month.
今月4時間コミュニティーサービスをやったって証明しなくちゃならないのよ。
この文章では、have got to 「~しなくてはならない」のhave が省略されています。
北米の高校では、卒業に必要な単位の一つに、ボランティア活動を含めているところもあります。オンタリオでも、高校生は、4年間の間に最低40時間のボランティアをすることが義務づけられています。
Sam: Year, Sort of.
うん、まあ、ある意味、そうとも言えるわね。
sort of は、kind of と同じで、「ある種の」という意味になります。Catの超天然な発言をうけて、「厳密にいうとちょっと違うんだけど、まあそんなようなとこだね」というニュアンスでで返事をしているわけです。
Sam: How about this one?
「じゃ、こっちのはどう?」
How abou+名詞(あるいは、動詞+ing)で、本当に日常会話に多用する、提案の言い方です。
例)how about going for a movie this weekend? 今週映画に行きませんか?
オンラインの通信制高校に、コミュニティサービスをしている様子の写真をつくって送ろうと、あれこれ合成しているサムがキャットに相談しています。
Sam: What you got there?
「それ何?何を持ってるの?」
Sam: Do you know what British kids love? Bibble!
「イギリス人の子供たちが大好きなものって何か知ってる?ビブルよ!」
Bibble というのは、カラフルに色づけられたポップコーンのようなもので、架空のイギリスのお菓子。このシリーズより以前にアリアナが同じキャラのCat として出演していたSit-com Victorious!ででてきたもの。Catはbibbleが大好きで、 依存症のようになってしまい、いろいろと問題を引き起こし、bibbleストアへの立ち入り 禁止を言い渡されてしまいました。
Uncle Habbins: You girls mind your manners.
お前たち、行儀よくするんだよ。(マナーを忘れるんじゃないよ)
mindは、気にする、とネガティブに訳されがちですが、このようにポジティブなニュアンスで「気に留める、忘れないでいる」という意味合いで使われることも。girls, boys, ladies, gentlemen, guys, folks ….など、複数の相手に対しての呼びかけの言葉も、できるだけ色々覚えて使ってみるようにしてみましょう。英語は、とにかく相手への呼びかけを端々に挟むのが常。こういう小さなところを意識することで、表現がより「英語っぽく」なりますよ!
ちなみに私も、子供たちが小さいとき、お友達の家に遊びに送り届けた後、帰り際にdon’t forget your manners !とよく言っていたものです。
Gwen: Oh, anything would be lovely.
「あら、何でもいいわ。なんでも大丈夫。」
ちょっと社交辞令っぽいですが、覚えておくと便利なフレーズです。北米で使うなら、Any thing would be nice/greatが一般的でしょう。何を食べたいか、飲みたいか、どんな映画をみたいかなどと聞かれたときに、本当に何でもよければこう答えてみましょう。ただ、文脈・状況・言い方によっては、ちょっと「どうでもいい感」やよそよそしい印象をあたえることも。気を付けましょう。
Cat: Well, we could make some tea.
「一緒にお茶を淹れて(飲んで)もいいし・・・。」
このcould は過去をあらわしているのではなく、可能性を表しています。可能性はあるけれども不確定であることを述べる言い方です。
Sam: Hang on, let me shut the door first.
ちょっと待った、先にドアを閉めさせて。
Hang onは、そのまま待っていて、という意味。
昔カナダに来たばかりのころ、電話でhang on for a minute「ちょっとそのまま待ってて」といわれたのをhang up「電話を切って」と言われたのだと勘違いして電話を切ってしまったことを思い題しました。
let me~というのも、「私に~させて、私に~することを許可して」というフレーズとしてぼ得てしまいましょう。~には名詞の原型が入ります。letはご存知のように使役動詞の一つですが、やりたいようにさせる、なすに任せるというニュアンスになります。
Dice : Who cares!
どうでもいいだろ!誰も気にしないよ。
結構乱暴な表現ですが、だれが気にするの?という質問、というよりは、「誰が気にするもんか!」という否定言い方です。これに、天然のキャットがまたまた、「石収集家はちょっとは気にするんじゃないかしら・・・」とちゃんと質問に答えてしまうところが、面白いんですね。
ちなみに、Diceのように語尾は下げて言ってください。構文的には質問の形式になっていますが、語尾はあがりません。ケアズの、ケ、の部分にストレスがきます。
Sam: I can’t believe you fell for the old rocks-in-the-box con.
あの使い古された「箱の中の石」のペテンにまんまと引っかかっちゃうなんて信じられない!
これはたぶんサムが今つくったんでしょうね・・。fall for で、嘘・トリック・詐欺などに引っかかる、という意味。
Cat: Everybody clear? Everybody up to speed? I hope so.
みんな、理解してる?ちゃんとついてきてる?そう願うわ!
今まさにビブルズを食べるわ!と勢い込んでいるキャットがまくしたてます。誰が何を言っても知るもんか、邪魔するな、と言わんばかりですね。up to speed で形容動詞的に「追いついている」という意味。一文目も二文目も、頭のisが省略されています。
さて、どうでしたか?
他にも、わからない言い回しというあれば、ぜひコメントにどうぞ!回答いたします。